ビタミン点滴の意味と目的

ビタミンは体内で作ることができませんが、生きていくうえで必要な栄養素なので食事から摂取することが必要です。

ビタミンにはAやB1B2、CやD、ナイアシンなど14種類あり、それぞれに働きがあります。
また水溶性と脂溶性があるので、最適な摂取方法も変わってきます。

ビタミンCは果物やブロッコリーなどに多く含まれますが、摂取不足になると体が疲れやすくなったりイライラしたり、肌荒れが起こるなど不調に見舞われてしまいます。

そこで点滴という方法でビタミンCを静脈に入れ、血中濃度を高めてこれらの不調を解消するビタミン点滴が行われるようになりました。

疲労回復や免疫力のアップ、美肌やエイジングケア、それにがん治療も期待できるビタミン点滴は保険適用ではなく全額自費になりますが、医療施設で受けることができます。

医療施設

ビタミン点滴は副作用はほとんどなく誰でも受けることはできますが、脱水症状や腎臓機能が低下などがある人は医師との相談が必要です。

ビタミン点滴については「drsato02.com」で基礎知識を掲載しています。
ビタミン点滴とはどのようなもので何に効果があるのか、だれが受けても良いのかなどの基礎知識を得たうえで受けることが勧められます。

ビタミンCの重要性について

ビタミンCは人間の体内で作り出すことはできず、外から摂取するしかありません。
ビタミンCには細胞の老化を促進する活性酸素を無毒化する抗酸化作用があり、白血球と同じようにウィルスを攻撃してリンパ球の働きをサポートする働きもあるので、その結果免疫力が高まります。

また抗ヒスタミン作用もあるのでアレルギーによるかゆみを軽減したり、発がん性物質の抑制やニトロソアミンを無毒化する抗ガン作用もあります。

さらにコラーゲンの生成を促進する働きもあるので、肌のハリやツヤを保つためにも必要な栄養素です。

肌のハリを取り戻す

ビタミンCには体にも肌にもこれだけの作用があるのに、外から摂取しないと合成することができません。
しかも病気やストレスによって大量に消費されてしまいます。

「ビタミンCはたくさん摂取しても排泄されてしまう」といわれ、これまで医学界でも注目を浴びてきませんでしたが、ビタミンCから発生する過酸化水素ががん細胞にとっては有害であることが報告されてから注目されるようになりました。

そして健康な細胞には害を及ぼすこともなく、がん細胞にのみ攻撃をしていくビタミンCの高濃度点滴ががんの治療や若返りなどに用いられるようになったのです。